寿司のスポンサーになりました
何言ってんのお前
Unicode コンソーシアムには里親( Adoptation )制度があり、スポンサーになると文字を一つ選択することで里親になることができる。選択した文字は Unicode コンソーシアムのサイト上 に自分の名前とセットで掲載してもらえるのだ。そこで僕は🍣を選び、1年間の期限付きではあるが🍣の里親、ブロンズスポンサーとなったのである。
どうして
"はじめに言葉ありき"というように、人間はそれを指し示す言葉がなければそれを認識できない。ただそれを認識したときに人がどうそれを受け入れるかというのはかなり怪しいもので、Unicode という統一を目指す文字コード体系は最終的に言語以上に文化の壁に当たるのではないかと思っている。実際、人アイコンの肌色で揉めたりとかは事実それなりに起きているし、今「犬を食べる」という絵文字や「鯨を捕まえて食べる」みたいな絵文字が入るとしたら、それを見たあらゆる人がそれを穏やかに受け入れてくれるなんて楽観的な考え方にはなれそうにない。Unicode コンソーシアムの仕事とは、言語の壁、文字の壁、そして文化の壁を世界中から取り払うことそのものであり、到底簡単なものではない。そしてそんな中🍣という文字があることにより、🍣の存在が世界から認知され、受け入れられ、長く存在できるということに対して何らかの貢献がしたかったとかそういうことはあまり考えていなくて、認定アイコンに🍣が乗ったら回転寿司の皿っぽくて面白いな、と思ったからだ。
スポンサー認定までの流れ
登録と支払い
- Unicode コンソーシアムの Adopt ページ にアクセスする。
- スポンサーになりたい文字を1個だけ選択して書き込む。文字そのものでもいいし、コードを書いてもよい。
- 自分の名前を書く。ここに書いた名前をサイト上に掲載してもらえる。
- スポンサードするレベルを決めます。
- ブロンズ($100 - 無制限枠) : 希望すれば紙の感謝状が貰える
- シルバー($1000 - 1字につき5枠) : ブロンズ特典に加え、希望すれば記念品がもらえる
- ゴールド($5000 - 1字につき1枠) : シルバー特典に加え、メールで連絡すればサイト上の名前にリンク付けることができる
- 希望するオプションを埋めたら Adopt ボタンを押して、メールアドレスやクレジットカード情報を入力する。
そのあと
- 支払い直後にレシートメールが来る
- 1営業日でサイト上に追加される
- 2営業日で告知ツイートされる
dolpen is now a Bronze sponsor of SUSHI!#UnicodeSponsor https://t.co/saM1YtiUrj pic.twitter.com/PvnHXXOu5Q
— The Unicode Consortium (@unicode) 2016年4月6日
- と同時にコンソーシアムからお礼のメールが届く
- そこにはブロンズ🍣スポンサーの透過pngアイコン(上記告知の画像と同じもの)が添付されている
- 多分しばらくすると紙の感謝状が届く
まとめ
🍣だけにネタになるので、今のうちに乗っかっておくと面白いのではないかと思う。その際はぜひ🍣のスポンサーになって、届いた認定証画像をTwitterのアイコンに設定して、TLを回転寿司にしていきましょう。
追記(2018/06/27)
1年が経過した時点で再度スポンサーの登録申請をしたのですが、 Unicode コンソーシアムのサイト上で初期申請分がいつまでたっても消えず、また送られてくる感謝状から初期申請時にはあったスポンサー期間の記載が消えていました。 スポンサー期間は実質無期限になったと言えるでしょう。しかし、そもそも同一人物による同じ文字の再申請という狂った事例が私と @mecab氏 しかないので、これが特別な対応でないとは言い切れないです。