「スプラトゥーン2 オクト・エキスパンジョン」所感

 タイトル自体や運営に色々言いたいところはあるけど割愛。以前から予約購入を済ませており 6/14 にリリースされた拡張DLC「オクト・エキスパンジョン」の全チャレンジと本編を一周走り終えたので、その所感をネタバレを防ぎつつ書いていこうと思う。筆者の技量を前提として示しておくと、ウデマエで言えば全てB帯(ただし全ルールでC-からの飛び級をもってガチマッチプレイ中止)であり、最近のフェスパワーで言うとチームマッチで最終 2300-2400 くらいで終わる程度である。

構成

80種類のチャレンジ

 地下鉄の路線駅という形で、クリアしたチャレンジに隣接するチャレンジが順次解放されていく仕組み。所持ポイントからいくばくかのチャレンジ料(や、失敗時のリトライ料)を払い、クリア出来ればそれより少し多い報酬ポイントを得られるようになっており。中央駅からの距離とチャレンジ料、報酬、難易度にはゆるい相関がある。一点突破するよりはスタート地点の周辺から順に埋めていくと良い慣らしになるだろう。リトライし続けるとポイントが枯渇する懸念があるが、そうなった時にどうなるかは不明。おそらく救済はあると思う。
 個別の規模でいうとヒーローモードに近いが、様々な制約や特殊ルールが指定されているものが多く、前作の amiibo チャレンジに近いテイスト。作中のギミックにゼルダ BtoW の「試練の祠」を想起させるものがちらほら見受けられる。
 「New スーパーマリオブラザーズ」形式の「コストを払うことによりクリアしたことにする」という救済システムを備えていることもあってか、難易度はかなり攻めている。実力A帯くらいのプレイヤーが救済を使わない決心でプレイしていくと、その決心が揺らぐか発狂するんじゃないかと思うくらいの攻めっぷり。1ミスで即再走のチャレンジもあるし、かなり理不尽な初見殺しも含まれている。正直「調整としてどうなんだ」みたいな部分もあるので、アーリーアダプターのプレイングを元に調整は入りそう。

いくつかの追加シナリオ

 オンラインで使えるキャラなどはシナリオの攻略をもってアンロックされる。全チャレンジを埋めなくてもシナリオを進めることはできる。内容に関してはネタバレ回避のために表現を避けるけどクッソエモい。難易度はやはり攻め気味だが、救済は存在している模様。

やり込み要素

 現時点で「そもそも救済を使わずに全チャレンジを埋める」というのもやり込みに入るんじゃないかと思う(報酬は存在する)。上級者に向けては「チャレンジによっていくつか選択肢のあるブキセットのうち推奨されてないものを使う」「アイテム引換要素」「高難度のバトル」などの余地は残されている。

全体としての感想

 救済措置に頼って全体的に難易度調整ガバくね?というのはある。チャレンジに作業感はあまりないが BotW の辛いタイプの祠の課題がラッシュで襲ってくるみたいなしんどさはやや感じる。筆者個人的には事前にイカ自体のリハビリ期間を設けておいてよかったと感じている。ブランクのある人がこれを機会にヒーローモードの延長だと思ってプレイして にハマるところが見たい。苦労をすればするほど地上の光は美しくなる。みんなやろう。